LEMONADE THINGS (@nishino_chekhov)

主に技術関連のレポート、作成資料の配置など

2017/11/08 JAWS-UG東京 #29 参加レポート(メモ)

イベント参加してきました。今回はメモレベルで記録します。

 

◆イベント名

JAWS-UG東京 #29 ~エンジニアが成長する海外カンファレンス特集(ちょっとクラウドごった煮感?)~

 

◆日時|場所

11/8(wed) 19:30-21:30  | TECH PLAY SHIBUYA 

 

◆イベント詳細

techplay.jp

 

ハッシュタグ
#jawsug #jawsug_tyo

 


--- セッション① ---

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◆タイトル

SAがオススメする!AWSサービスアップデートまとめ


◆講演者
アマゾン ウェブ サービス株式会社 ソリューションアーキテクト 渡邉源太さん(@gentaw0) 

◆スライド
https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/20171108-aws-service-updates-before-reinvent-2017

◆講演メモ
冒頭は、イベント当日に、日本における提供開始の発表が行われた
"音声スマートアシスタントシステム"である"Alexa"と
その"自社製実装デバイス"である"Echo"について言及。

AlexaはEchoのバックエンドであり、
AVS(Alexa Voice Service)を使用することで
Alexa対応製品の開発ができるとのこと。

* IoT開発の有力な選択肢がひとつ増えますね。
  流行るかどうか注視していきたい。

* 以降、本題として、
  AWSに関するUPDATEを120枚超に及ぶスライド資料にて紹介。
  印象に残ったものを抜粋します。

・スペックUP
 ⇒4TBメモリ搭載インスタンス追加。さらに、2018年までに
  8-16TBメモリ搭載インスタンス追加予定とのこと 。
  SAP HANA(インメモリデータベース機能)のような大容量メモリを
  必要とする用途に最適化

 ⇒次世代GPUインスタンスG3が東京リージョンでも使用開始に

 ⇒Volta世代のV100を搭載したインスタンスをサポート予定
 などなど。

 * 何かと性能予測がしにくいクラウドですが、
    ベストエフォートの"ベスト"を格上げしていく点で非常に貪欲ですね

・EC2の値下げ、課金単位の分割
 ⇒リザーブインスタンスを最大17%値下げ

 ⇒EC2 SQL Server Standard Edition AMIは最大52%値下げ
  ※AWSとして62回目の値下げとのこと

 ⇒EC2インスタンス、EBSボリュームは1秒単位の課金に
  (最小請求期間は1分なので注意)

 * AWSの価格面はOracle社が毎年Open Worldで攻撃していますが、
    AWS側もやはり随時対策しているという印象

・使いやすくなるサービス追加・変更

 ⇒Amazon RDSでデータベースインスタンスの簡単な停止・開始ができるように
  (停止中は基本的に無課金に。テスト環境などに良いのではとのこと)

 ⇒DynamoDBのAutoScalingができるように
  (ただし、緩やかな変動への対応であり、
   スパイクアクセス(急激なアクセス増)などでは うまくいかないこともある。
   その際は主導で)

 ⇒ELB(Elastic Load Balancing)にNetwork Load Balancerが登場。
  これにより固定IPアドレスが使えるように

・興味深い機能の追加

 ⇒Amazon Macie。
  機械学習を用いた機密情報管理。
  個人情報や知的財産(IP)、認証情報などについて自動で機密データを識別。
  さらにユーザーの振る舞いを分析し、不審な活動内容(アクティビティ)などを
  特定。 クラウドに保存されているデータも保護。

  * ユーザーが意識せずともいろいろ難しいチェックをしてもらえるということで、
   クラウド利用ユーザーのニーズにがっちりマッチしたサービスでしょう

 ⇒Amazon Recognition。
  RecognizeCelebrities APIを 使って有名人を認識させられるように。
  さらに、人名と共にUrlsでIMDBのリンクも提供されるとのこと。
  * コンテンツ作成自動化の要素としてのひとつが追加されたという
   程度でしょうか。 ここからどんどん機能が追加されていくことで、
   活用しやすいサービスとなる前段階かもですね。

・認定資格の追加

 ⇒新しいAWS認定を発表。
  AWS Certified Advanced NetworkingとAWS Certified Big Data
  ※英語でのみ受験可能

  * 持っていると結構食えるという噂のAWS認定。やはり最先端は英語必須ですね

 

◆セッション①総評

・大小さまざまあれど、とにかくUPDATEが多く、
 まさに日進月歩で発展しているだと再認識。
 独自仕様だろうがなんだろうがとにかく進化させようという方向性なので、
 改めて、Oracle社が提案するFn Projectとコンセプトが真逆だなあと感じます。

・正直、サービスとしてこなれてくるまで、サーバレスの主流派は
 当面こっち(AWSなど現主要ベンダーのやろうとしている方向)
 なのではないかなあと感じてしまうのですが...
 完全なる排他の関係ではないと思うので、どっちにもがんばってほしい!


--- セッション② ---

 

◆タイトル
それいけ海外カンファレンス2017〜GCP Next , //build , Microsoft Ignite 編〜

 

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◆講演者
たかおか すすむさん(@opensusu)※この日は未許可とのことで社名非公開


◆スライド

(未公開?)


◆講演メモ

* 海外イベントの紹介。
  冒頭にあった問いかけが興味深く示唆に富むものでした。
  以下、抜粋

イベント参加で情報を得る。
その点における「エンジニアの成長ってなんですか?」

三種に分けられる。

・コミュニティなどでの発言力を高める
 ⇒幅広い最新情報を入手し、発信する。
  これでは"IT芸人"

・得た情報をもとに、流行ろうが流行るまいが、いい技術をプッシュしていく。
 ⇒超絶テクノロジスト

・ユーザ企業の場合、自社に必要な部分を
 適切な形で活用し、結果、自社のためになっていく
 ⇒1000万円プレイヤー

* "IT芸人"という呼び方は非常に分かりやすい。
 なんとなく蔑視しているような呼び方だと思うんですが、
 これだと実装できず実のない人間という扱いになってしまうのかなあ。
 幅広い知識をもとにマネジメントしていくPMのような人は
 ニアリーイコールだと思いつつ、それはそれで価値を生み出せる存在であると思います。
 この辺のバランスをどこに置くべきかは、今後の課題として考えていきたい。

* その後、海外のイベント内容の簡単な紹介に続きましたが省略

--- セッション③ ---

 

◆タイトル

海外カンファレンスとパンツの枚数の話(仮)

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◆講演者
株式会社SUPINF 原 康紘さん (@toricls)

◆スライド

(未公開?)


◆講演メモ

* Serverlessconf Tokyo 2017 にも登壇されていた原さんのセッション。
 海外カンファレンスに年に4回ほど参加している経験から、
 各カンファレンスの特徴について紹介

* 詳細は割愛。
 印象に残ったのは以下。

・複数の大きいベンダーが集まったイベントなどは、
 現在のソフトウェア業界の中心はUSなので、USのイベントに参加するのが一番

・自腹で海外に行く場合、Hopperというアプリを使うといい。
 どの辺りの時期に買うとチケットが高いか・安いかなどがわかる

・フライトは航空会社のウェブサイト予約がもっともよい
 なぜなら、イベント日程がテロとかでずれた場合でも
 日程変更できたりするから。代理店で買うと相手にしてもらえないことが多い

 


--- セッション④ ---

 

◆タイトル

re:Inventを国内で楽しむ方法

 

◆講演者

アマゾン ウェブ サービス株式会社 ソリューションアーキテクト 渡邉源太さん(@gentaw0) 

 

◆スライド

https://www.slideshare.net/GentaWatanabe/re-invent100-81847236

* セッション①の渡邉さんが再登壇。
 11/27-12/01にラスベガスにて行われる「AWS re:Invent 2017」についての紹介
 (行かない人が楽しむ方法)

・現地からのライブストリーミングがあり、
 日本語でも見れるものもある

・キーノートとスペシャルストリーミングは同時中継される

・Twitchでずっとライブ放送される。
 いろいろな場所にいったりするらしい

・公式FW会は以下3回
 12/11(月) AWS re:Invent 2017 Serverless recap
 12/15(金) AWS re:Invent 2017 re:Cap 東京
 12/19(火) AWS re:Invent 2017 re:Cap 大阪

--- その他 ---
・最後はじゃんけん大会でAWSのグッズ配布!
 ロゴ入りノートいただきました :)

***

 

★以下、全体の感想

今回のイベントも大変勉強になりました。

特にセッション①のアップデート内容は、

AWSというサービスのスピード感や温度感を知ることができる貴重な内容であったと感じています。

運営・講演者の方々、ありがとうございました。